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重度訪問介護とは?対象者の条件やサービス内容、訪問介護との違いをわかりやすく解説

障害福祉サービスの中にある「重度訪問介護」という言葉をご存じでしょうか。名前は聞いたことがあっても、具体的にどのようなサービスで、誰が利用できるのか、詳しく知らない方も多いかもしれません。

重度訪問介護は、重度の障がいをお持ちの方が住み慣れた地域やご自宅で安心して自分らしい生活を送るために、なくてはならない訪問型サービスです。

本記事では、重度訪問介護の概要から、対象者の条件、具体的なサービス内容、さらに一般的な「訪問介護」や「居宅介護」との違いまでを詳しく解説します。

1. 重度訪問介護とは?サービスの概要

重度訪問介護とは、重度の身体障がい、知的障がい、精神障がいがあり、常に介護や見守りが必要な方の自宅を訪問し、日常生活を総合的にサポートする障害福祉サービス(訪問系サービス)です。

一般的な高齢者向けの訪問介護などが「利用者の自立支援」を主な目的とするのに対し、重度訪問介護は「利用者の日常生活の維持や、安全な見守り」に重きを置いています。24時間体制での対応が必要な方も多いため、1回あたりの訪問時間が比較的長く、生活のあらゆる場面に寄り添う点が大きな特徴です。

「2時間ルール」が適用されない柔軟性

高齢者の訪問介護では、サービスとサービスの間を原則2時間以上空けなければならない「2時間ルール」がありますが、重度訪問介護にはこのルールが適用されません。そのため、緊急時の対応や突発的な用事、長時間の継続的な介護など、利用者のライフスタイルに合わせた柔軟なサポートが可能です。

2. 重度訪問介護を利用できる対象者・条件

重度訪問介護は、名前に「重度」とある通り、比較的重い障がいをお持ちの方で原則として18歳以上の方が対象となります。身体的な障がいだけでなく、知的障がいや精神障がいにより、行動上著しい困難がある方も含まれます。

具体的には、以下の条件を満たす方が対象です。

【対象となる条件】

重度の肢体不自由者又は重度の知的障害若しくは精神障害により行動上著しい困難を有する者であって、常時介護を要する障害者
→ 障害支援区分4以上に該当し、次の(一)又は(二)のいずれかに該当する者  (一) 二肢以上に麻痺等がある者であって、障害支援区分の認定調査項目のうち「歩行」、「移乗」、「排尿」、「排便」のいずれもが「支援が不要」以外に認定されている者  (二) 障害支援区分の認定調査項目のうち行動関連項目等(12項目)の合計点数が10点以上である者

※2026年7月時点

引用元:厚生労働省 

3. 重度訪問介護の具体的なサービス内容

重度訪問介護で提供されるケアは、生活全般にわたる幅広いものとなっています。基本的にはスタッフとご利用者様が1対1で向き合い、以下のようなサポートを行います。

サービス区分具体的な内容
身体介護入浴、排せつ、食事、着替え、体位変換の介助など
家事援助調理、洗濯、掃除、買い物、ゴミ出しなど
見守り・巡回発作や転倒を防ぐための安全な見守り、声掛け、手元足元の確認など
外出時の介助移動のサポート、外出先での各種介助(余暇やプライベートな活動を含む)
その他入院時・通院時の介助、ご家族への生活に関する相談・助言、資格保有者による医療的ケア(喀痰吸引や経管栄養など)

施設入所とは異なり、ご自身のプライベートな空間で、希望に沿ったきめ細やかな1対1のケアを受けられる点が最大のメリットです。

重度訪問介護で「できないこと」

  • 直接本人の日常生活に関わらないこと(家族分の調理や洗濯、ペットの世話、庭木の剪定など)
  • 趣味・娯楽性の高すぎる外出、経済活動に関するもの(ギャンブルや風俗への同行、通学・通所のための移動など。※自治体により特例がある場合があります)
  • 預貯金の引き出し、契約書の代筆などの行為

4. 「訪問介護」「居宅介護」「在宅医療」との違い

訪問介護との違い

従来・他方のサービス:主に65歳以上の高齢者(要介護者)を対象とした介護保険法に基づくサービスです。短時間の訪問(30分〜1時間程度など)が基本となります。

重度訪問介護:障害福祉制度に基づくサービスで、重度の障害(区分4以上)がある方が対象です。長時間の見守りや介護に対応します。

居宅介護との違い

従来・他方のサービス:障害福祉サービスの一種ですが、対象者は「障害支援区分1以上」と、比較的軽度〜中等度の障害の方も含まれます。サービスは「身体介護」「家事援助」など時間単位で区切られて提供されます。

重度訪問介護:居宅介護よりも障害が重い方(区分4以上)を対象に、家事や身体介護だけでなく「長時間の見守り」や「外出介助」までを包括的・連続的に提供します。

在宅医療との違い

従来・他方のサービス:医師や看護師、リハビリ専門職が自宅を訪問し、診察や看護、医療処置、リハビリといった「医療サービス」を提供します。

重度訪問介護:あくまで日常生活を支える「福祉・介護サービス」です(※喀痰吸引など特定の医療的ケアは、資格を持つヘルパーが医師の指示のもとで行うことができます)。

5. まとめ:住み慣れたわが家での安心な暮らしを支えるために

重度訪問介護は、重度の障がいがあっても「住み慣れた自宅で暮らしたい」、「自分らしく生活したい」という願いを叶えるための大切なサービスです。

長時間の見守りや1対1の手厚いケアが受けられるため、ご利用者様ご本人の安心感はもちろん、日々介護を担われているご家族の負担を軽減するためにも非常に大きな役割を果たします。

「うちの家族は対象になるのかな?」「具体的にどんなスケジュールで利用できるの?」といった疑問や不安がございましたら、まずはお気軽にミレニアム(みっれ)までご相談ください。ご利用者様とご家族の生活に寄り添い、最適なサポートプランを一緒に考えてまいります。

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